ふわっとボケる写真の撮り方

「背景がボケてふわっとした写真をホームページ(ブログ・SNS)に載せたくて、一眼レフを買ったのにあまりボケないないんですよ!」とお悩みの方向け、誰でも簡単にふわっとした写真が撮れる方法を紹介いたします。

ボケはAppleさえも動かした

ECショップ、ヘアサロン、飲食店をはじめ「背景がボケてふわっとした写真」へのニーズはとても大きいです。背景ボケを可能にするために、シンプルUIを誇るApple社がレンズを2個もつけてしまった程です。

被写界深度を活用すると、顔をはっきりととらえたまま、背景にぼかしの効果を加えられます。iPhone 7 Plusで撮影すると、デュアルカメラシステムが2つのカメラと先進的な機械学習を使って、被写体をシャープにとらえながら、背景にはピントを外したようなぼかしの効果を加えます。ボケと呼ばれるこのエフェクトは、今まではデジタル一眼レフカメラにしかできなかったことです。このエフェクトを使えば、被写体の後ろに何があっても、最高のポートレート写真を簡単に撮影できます。

出典: http://www.apple.com/jp/iphone-7/

 

必要なものは?

  1. 一眼カメラ
  2. 開放F値の小さいレンズ(ただし、広角レンズはNG)

の2つです。

1. 一眼カメラ

高級な一眼カメラは必要ありません。家電量販店やカメラ屋さんで売られている一眼カメラなら、どれでも背景をボカせます。もちろん、一眼レフカメラでなく、ミラーレス一眼カメラでも全く問題ありません。キヤノン、ニコン、ソニー、オリンパス、パナソニック、ペンタックス、富士フィルムどのメーカーの一眼カメラでも大丈夫です。

※iPhoneやXperiaのようにスマホでも綺麗な写真が撮れるようになりましたが、スマホでは背景がボケてふわっとした写真を撮るのは至難の技です。

2. 開放F値の小さいレンズ

「一眼レフを買ったのにボケない」という人はもれなくカメラとセットで買ったレンズ(キットレンズ)を使っています。キットレンズは記録性に関しては優秀なレンズなのですが、背景がボケてふわっとした写真を撮るにはあまり適していません。開放F値の小さいレンズ(通称、明るいレンズ)の方が圧倒的に簡単です。

開放F値が3より小さいことが一つの目安で、F1.4〜F1.8の単焦点レンズを選べば間違いありません。F2.8通しの標準ズームも合格です。

1つだけ注意点がありまして、広角・超広角に特化したレンズはボケにくいので、これからボケを楽しみたい方はやめておくのが無難です。

 

簡単!ゆるふわ撮影術

一眼カメラに開放F値の小さいレンズを取り付けてしまえば80%終えたようなもので、あとはF値を一番小さな値に設定するだけです!

こんな感じ。(F1.4)

被写界深度の小さい作例

カメラ: DMC-G7(Panasonic)
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4(Panasonic)
上の写真の設定: F1.4  SS:1/40秒 ISO:200

F値を大きくするほどボケは減り、隅々までクッキリと写る写真になります。F値を一番大きな値にすると、同じ状況でも下のようになります。

こんな感じ。(F16)

被写界深度の深い作例

カメラ: DMC-G7(Panasonic)
レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4(Panasonic)
下の写真の設定:F16  SS:2.5秒 ISO:200

背景をボカしたいならF値を小さく、クッキリさせたいならF値を大きくすればOKです!

被写界深度の浅い写真例

カップラーメンが1.2倍のボリュームになった気がします。これ以上のびてしまうといけないので・・・まとめます。

まとめ

・一眼カメラなら何でもOK
・開放F値の小さいレンズを使う(F2以下のレンズだとパーフェクト)
・開放F値が小さくても広角レンズは適さないことに注意
・一番小さいF値で撮ってみる(ボケすぎるならF値を大きくする)

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補足1
ボケにはF値の他にもカメラの性能(イメージセンサー)、レンズの焦点距離、カメラと被写体の距離、被写体と背景の距離が影響します。F値を小さくする以外の方法も試してみると、少しだけ写真撮影が面白くなるでしょう。

補足2
「F値(えふち)」のことを「絞り値(しぼりち)」と呼ぶことがあります。また「F値を小さくすること」を「開ける」、「F値を大きくすること」を「絞る(しぼる)」といったりもします。